西国三十三所巡礼のご案内 <兵庫県編>

兵庫県内にある第二十四番札所「紫雲山 中山寺」、第二十五番札所「御嶽山 播州清水寺」、第二十六番札所「法華山 一乗寺」、第二十七番札所「書寫山 圓教寺」、そして番外札所「花山院 菩薩寺」をご案内します。

中山寺は、1400年前に聖徳太子が創建したと伝えられています。また、西国巡礼の開創の舞台になったお寺として知られています。また、安産のお寺として有名です。
源平合戦で焼失した堂塔は源頼朝が再建し、山門は豊臣秀吉が祈願して授かった秀頼の発願により再建されました。
境内にはエスカレーターやエレベーターが完備され、本堂まで車いすのまま参拝できます。妊婦さんや高齢者に優しいお寺となっています。

番外札所の菩薩寺は、法道仙人が創建されたと伝えられています。
境内には「幸せの七地蔵尊」があり、各お地蔵様はその御手に役割を象徴するものを持っていて、差し出されているもう一つの御手をしっかり握って願い事をすることができます。
駐車場から本堂までは、寺務所に車いすであることを伝えると山門横の道から急な坂を上って参拝ができます。本堂は6段程の階段がありますが、階段の下からでも参拝は可能です。

播州清水寺も菩薩寺と同じく法道仙人が創建されたと伝えられています。
薬師堂には、「せんとくん」の作者の籔内佐斗司先生よる十二神将像があり、かわいい十二支があります。ここは撮影可です。
本堂の裏手に水面に顔を写すと寿命が3年延びると言われる「おかげの井戸」があります。
駐車場から本堂までは、山門横の道路から上ることができますが、本堂近くに砂利道があります。また、本堂は20段程の階段がありますが、階段の下からでも参拝は可能です。

一乗寺もまた菩薩寺と同じく法道仙人が創建されたと伝えられています。
境内は山林に囲まれており、拝観受付から本堂へは162段の階段を登っていきます。途中、国宝の三重塔があります。この塔は上段にいくほど屋根が小さくなり、安定感がある優美な塔になっています。
重要文化財である本堂は舞台造りで、本堂から三重の塔そして山々の景色を眺めると心がとても落ち着き癒されます。
拝観受付から本堂までは、砂利道を通って登ることができますが、本堂は舞台造りとなっているため、10段程の階段を登らないといけませんので、介助が必要となります。

圓教寺は、書写山の山頂にあり、天台宗の別格本山、西の比叡山とも呼ばれています。また、映画「ラスト サムライ」のロケ地としても有名です。ロープウェイに乗って本堂へ向かいます。
本堂の摩尼堂は一乗寺と同じ舞台造りです。本堂の奥には大講堂・食堂・常行堂があり、いずれも国の重要文化財となっています。
残念ながら訪問時、ロープウェイは運休していたため本堂を直接参拝できず、ロープウェイの待合所で出開帳で参拝し、御朱印をいただきました。
本堂への車いすの参拝方法を調べたところ、ロープウェイは係員に伝えると階段昇降機で移動ができます。山上駅から本堂までは砂利の坂道となっていますが、バスに移乗できる方はバスに乗って本堂近くまで行くことができます。
本堂は舞台造りのため、10段程の階段を登らないといけませんので、介助が必要となります。

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